お菓子作り体験2日目です。

この日から通訳のスタッフさんは、なしとなります。

この日も歩いて『MAISON LANDEMAINE』clichy店に向かいます。

今日は何をさせてもらえるのかな?のワクワクと、言葉のプレッシャーのドキドキを感じながら向かっていました。

到着するとすでに早番のスタッフたちで、仕事が進められています。

ロッカーで着替えて準備して、作業場に向かいます。

ボンジュール!おはようございますの挨拶は今日も大丈夫そう!

フランス語が出来なさそうな雰囲気は、すでに感じ取られていると思いました。(笑)

身振り、手振りで、やっておられる事を見て行動です。

どうやら今日はビスキュイのようです。


ビスキュイ


ビスキュイは、ムースの側面や上下の蓋になる部分によく使われています。

卵白に砂糖を混ぜてメレンゲをつくり、小麦粉、卵黄などを混ぜてつくる生地です。

さあ、2日目のスタートです。

ビスキュイはすでに、製菓用の大きな機械で作られていました。

どんなお菓子になるのかしらと思いながら・・・こんな時言葉のが上手く使えないと悲しいですね。

後で、売り場を見てフランボワーズのお菓子の底と上の部分であったことが分かり、なるほど・・・

ちょっと嬉しくなりました。



上の写真の中央のものです。

ワクワク、ドキドキでスタート!!

ビスキュイしぼり


ジェスチャーとフランス語で説明してもらえます。

言葉はやはり聞き取りにくいけれど、作業を見てビスキュイをしぼりと分かります。

その後にピスタチオのナッツを振りかける作業です。

ダコー?(分かりましたか?)と聞かれ、取りあえずダコー!と言って手でOKサインを出して作業を進めました。(笑)


こちらパティシエさんが見本を見せてくれた写真です。

このビスキュイの円絞り好きだったので、楽しめました。

お菓子屋さんとなると量が多いので、驚きます。

1つの天板が終わると、棚状になった可動式の棚にスライドして入れていきます。

この作業はここまでで、このフランボワーズのお菓子の仕上げは私のいる時間には出来なさそうでした。


チョコレートグラサージュ


ビスキュイの作業が終わったら、次はチョコレートムースのチョコレートグラサージュ作りのお手伝いのようでした。

昨日のチョコレートキャラメルのタルトを指導してくれたフランス人のパティシエさんでした。

ジェスチャーとフランス語で説明してくれました。

ダコー!(分かりました)と言いつつも・・・頭を少しひねりがちな私・・・

フランス人のパティシエさんは私のフランス語の理解力が無いのが分かり、日本から来てこちらで働いている日本人女性のパティシエさんを連れてきました。

まずはシロップ作りとチョコレートを溶かす作業!

大量の砂糖をはかります。

日本人のパティシエさんから、あの寸胴ナベを降ろしてこのナベで作りましょう!

ナベおろせる? ガス台に湯煎用のなべを指さされ、やってみます。と・・・

かなり重くて驚きですが、落とさぬように何とか移動させてシロップ作りを手伝いました。

お菓子屋さんは体力も必要って事を実感する作業でした。

これが終わると温度計の差し込まれた大きな湯煎ナベで、チョコレートを溶かす作業を手伝いました。

水が入らないように注意して、ヘラで溶かしていきます。

何とか、この作業終了!

次は、グラサージュの為のムースを冷凍庫から出し入れする役目を言われました。

冷凍庫は棚がスライドして出し入れ出来るようになっていました。

チョコレートグラサージュするムースを指示されました。

フランス人のパティシエさんがチョコレートグラサージュをするのを横で見ながら、終わると次を出す感じです。



チョコレートグラサージュは一気に流して、チョコレートをムース全体におおいます。

おおーさすがにスゴイ!一瞬の作業です。

冷凍庫から出すのにもたついていると、チョコレートの状態が悪くなるから素早くね!と日本人のパティシエさんから通訳が入りました。

すみません!て言うと・・・大丈夫!日本人のパティシエさんから声をかけてもらえました。

何とか無事チョコレートグラサージュも出来たようです。



バタバタ劇の作業で写真のタイミングが取れず、急いでて写真がどれもブレブレです。(笑)

テーブルの隣では、薄く固められたチョコレートをムース全体に囲って仕上げているお菓子作りがされていて、高度な技術のいる技を見入ってしまいました。

それがこちら~


中々スゴイでしょ! ランプで部分温めながらの技的作業でした。



和み時間


終わった頃に少し和み時間・・・

ブランジェリーの窯場のスタッフさんから焼き上がったパン オ ショコラ(クロワッサン生地にチョコが入った物)の差し入れがありました。

良いのですか??と言うと・・・

日本人のパティシエさんが、みんな合間に欲しいものを頂いたりしているのよ。と言うことで頂きました。

一口食べると窯場のスタッフさんは、セボン?(美味しい)と聞いてきたので、セボン!メルシー!と返してみました。(笑)

デニッシュ生地がサクッとしていて、チョコがまだ温かくとろける感じでした。

コーヒーもブラックしかないけどと少し頂き、ほっと一息しながら日本人女性のパティシエさんとお話ししながら、残りの時間牛乳や材料を運ぶ作業をお手伝いさせてもらいました。


フランス語


今日はフランス語が分かればな~と、思わずにはいれない1日でした。

とは言っても、日本人のスタッフもいたくれるので、何とか大丈夫でした。

事務所の方も大丈夫と言ってくれていたので、スタッフの方々も慣れているのかな?とも思えました。

それでもお菓子屋さんでの貴重な体験が出来る喜びは、味わえました。

日本人女性のパティシエさんは、1年くらいこちらで働いているようでした。

フランス語はパリに来る前に何ヶ月か勉強したようですが、こちらに来て覚えた事も多いようでした。

まだまだ分からない言葉もあるけれど、製菓用語や単語を並べたりしていれば、何とかつながってきて覚えられてきたと言っていました。

決断して当たって砕けろ精神かな?

大切なことですね!

 

感想・まとめ


2日目は、言葉のプレッシャーのドキドキはありましたが、日本人女性のパティシエさんがいてくれたので、何とか大丈夫でした。

日本人以外にもアジア系のワーキングホリデイな感じで、働いているパティシエさんも数人いるようでした。

ビスキュイやチョコレートグラサージュを見ることが出来て、作業的には楽しむ事が出来ました。

ブランジェリーの窯場のスタッフさんからの差し入れの焼きたてパン オ ショコラが、ほっと一息で美味しくて嬉しく感じました。

あと2日お楽しみに!