ソフィア王妃芸術センターからプラド通りを早足で歩いていると、すぐにプラド美術館らしき建物が見えて来ました。
プラド美術館の象徴的存在、ベラスケス像です。
ベラスケス像の前で写真撮影!

10分ほどでプラド美術館到着です。
プラド美術館の作品は王家が収集した豪華なコレクションです。
15~19世紀のヨーロッパ絵画が中心です。
特に3代巨匠、ベラスケス、ゴヤ、エルグレコの絵画は見逃せません。
プラド美術館入り口は何処に?行列は?
時間は18時前となりました。
この時間でも行列出来ているのかな・・・?
入口とチケット売り場は北側だったはずと歩いて行くとありました。
閉館1時間前ともなると、数人いましたがすぐに無料チケット頂けました。
良かった。18:10ゲット!!
日曜日は19時まで1時間もない。 急がなければー
ヘロモニスの扉の入り口からすぐに入れました。

セキュリティーチェックをすぐに済ませて。
大きな荷物がある人は、コインロッカーに入れるように誘導されていました。
荷物はコンパクトな物がよさそうです。
入口に案内パンフレットがあり何カ国語か用意されていました。

多分日本語もあったのではないかと思うのですが、見当たらず英語のものを取って来ました。

急いでベラスケスのラス・メニーナスを目指して2階の12部屋に行きました。
宮廷画家のみどころは~?
ベラスケスとゴヤは見逃せないので、早速見つけて見ました。
ベラスケス 『ラス・メニーナス』
24歳で宮廷画家なり国王一族の肖像がや宗教がを描いた画家です。
ラス・メニーナス(女官たち)はベラスケスの最高傑作。

大迫力! たて3.18×よこ2.76の大作。
マルガリータ王女、なんてかわいい!!
このフィリッペ4世の娘に光があたって入るように描かれていて注目してしまします。
面白いのは、絵の中にベラスケス本人が絵を描いている場面で、なんとフィリッペ4世と奥さんが
キャンパス側から見ている、それが絵の中の鏡に映って入るところが描かれているのです。
ちょっとしたユーモアを感じられますよね。
ゴヤ 着衣のマハ 裸のマハ
マハとは小粋なマドリード娘と言う意味のようです。
裸と洋服を着た2パターンが並べて展示されていると大迫力です!
当時は裸の絵を描くことは禁止されていたため洋服の絵も描いたとか・・
首の辺りを見ると違和感があり顔と体のモデルは別人だとか・・
モデルは首相ゴドイの愛人さんのようです。
首辺りをじっくり見てしまいました。
確かに・・と思いながら・・とてもスタイル良くて美しいモデルさんです。
プラド美術館は撮影禁止で写真撮れなくて残念です。
その他の気になる画家たち
エルグレコ
『胸に手を置く騎士』 『聖三位一体』
宗教画が中心ですが、独特な光の表現方法にひかれます。
ムリーリョ
『無原罪の御宿り』
聖母マリア像が柔らかい表現で美しい。
宗教画でありながら柔らかなマリア像が庶民に人気があったようです。
ボッシュ
『快楽の園』
独特な作風で聖書を元にボッシュの絵画の世界が広がっています。
3枚の絵は、天国、地獄、ノアの洪水後の世界が表現。
1つの絵の中にいろんな物語を感じ興味をそそられ気にいってしまいました。
短い時間の中、無料でそれなりに堪能できましたよ。
19時になると美術館スタッフから終了の声がけが始まり出口に誘導されました。
あ~~おわり~!
ゾロゾロとみんな歩き始めて、ロッカー辺りでこんなに人がいたんだってぐらに感じましたよ。(笑)
プラド美術館
開館時間 10~20時 日曜日は19時まで
無料日 平日は18時~ 日祝は17時~
料金 15€
アトーチャ駅から徒歩8分の所です。
サン・ヘロニモ・エル・レアル教会
プラド美術館を見た後に入り口でとても気になっていた教会を見に行こうって思っていました。
サン・ヘロニモ・エル・レアル教会
15世紀に建てられたゴシック様式の美しい教会です。
外に出てみると日も暮れてライトアップされていてとてもきれいでした。
みんな吸い寄せられるように教会に上っているようでした。

教会の中にも入ってみました。
正面には宗教画が飾られていて、みんな見いっていました。
大きな教会ではないですが、落ち着けて心引かれる美しい教会。
プラド美術館に行ったら、是非立ち寄って見て下さいね。