バルセロナは1回の旅では、中々全てを回りきれませんね。

そこで外観だけ見て楽しんだガウディ建築のご紹介をしたいと思います。

時間が許されるなら見てみたい所ばかりですが、また次回のお楽しみにしよう!


世界遺産・カサ・ミラ


世界遺産・カサ・ミラは高級ブランドが立ち並ぶ、グラシア通りにあります。

カサ・バトリョも同じ通りですが、少し北の方の位置にあります。

カサ・ミラって


カサ・ミラは1906年~1910年に実業家ペレ・ミラさんの依頼で、住居として建設されたものです。

当時は石を積み上げたような独特の形から、『ラ・ペドレラ』(石切場)と呼ばれていたそうです。

カタルーニャ地方の山や地中海の海が、テーマと言われています。


波打つ曲線が美しい


わ~~!!

どこの角度から見ても、波うつ曲線で造られていて不思議な魅力を感じる美しさです。

曲線で造るってきっと大変で職人さん泣かせだよな~ってちょっと思ってします。

地中海の波を表現しているようです。


バルコニー下や窓の下部分の重圧な壁面全てが、近くで見てもどこまでも円形で曲線で驚いてしまいます。

スゴイ! スゴイ!の言葉ばかり出てきます。

屋上部分の斜めにせり上がっている部分は、アスレホと言う白い化粧タイルを使って山に積もる雪を表現しているそうです。

屋上に目をやると何やら不思議な仮面をかぶった人のような物や、オブジェ的なものが見え興味津々!

仮面をかぶってた戦士の煙突と、バラのつぼみをイメージした彫刻だそうです。

ガウディ作品は、やはり楽しすぎる!

バルコニー


バルコニーは助手のジョセップ・マリア・ジュジョールとの作成によるもの。

植物をかたどってデザインされたもので、海のイメージの海藻とも言われています。


とても凝ったデザインで、確かに海藻っぽい!

この写真の窓から天井が見えますが、天井が波打っていて面白い事になっています。

中に入ると見れること


中に入ると大きな吹き抜けや庭、屋根裏の回廊にはガウディ作品の模型があるそうです。

そして屋上からはサグラダ・ファミリアが見えるようす。

アーチ状のオブジェの中にサクラダ・ファミリアが、すっぽり収まるショットが撮影ポイント!

当時の住居のようすが再現されているスペースもあり、ガウディデザインの家具が見物。

想像すると楽しそうでちょっと残念ですが、次回の楽しみが出来ました。

カサ・ミラ情報


開館時間 9時~20時半 (11月上旬~2月下旬は~18時半)

夜間見学 21時~23時 (11月上旬~2月下旬は19時~21時)

休日 1月中旬の1週間 12/25

料金 25€ (オンラインの事前購入22€)

夜間料金 34€

場所 地下鉄デァゴナル駅徒歩3分

*絶対見学希望は事前予約がおすすめ!料金も事前予約の方がお得です。
 または朝一が比較的すいていそうです。

世界遺産・グエル邸


グエル邸はカタルーニャ広場から港までの旧市街の目抜き通りランブラス通りから少し入ったところにあります。

carrer nou de la rambla 通りを入った所、ランブラス通りの向かいにはレイアール広場があります。

ランブラス通りはバルセロナの街散歩にかかせない、色々なお楽しみがあるところです。

グエル邸って


グエル邸は1886年~1890年ガウディの最大のパトロンとされていたグエルさんの依頼で建設された、グエルさんのお家です。

元々は別館として造られましたが、大満足の出来映えにグエルさんはこちらを本館とした自慢の住宅です。

ガウディ初期の頃の傑作です。

驚きの錬鉄製の作品


道を曲がって・・・

さてさて一瞬通り過ごしてしまいそうですが、すぐに分かりました。

とてもクラッシックで素敵なデザインです。


すぐにアーチ状の玄関と錬鉄製の紋章が、目を引きました。

とても細かい鍛造技術に驚かされます。


カタルーニャの紋章に鷲が止まって、窓にはお花が造られています。

鉄のねじりとカーブの技術が驚きの大作です。

アーチ状の玄関が2つ並んであり上部には、エウゼビ・グエルのEとGの頭文字がデザインされています。


このアーチ状の玄関の中の長方形部分は、人の出入りに開けられていたそう。

アーチの全体の開閉は馬や馬車の出入りに開けられていたそうです。

何だか歴史を感じますね!

地下が馬小屋、1階は場車庫と2階はリビングなど、3階は寝室4階が使用人の部屋や厨房だったようです。

屋上の煙突がその後のガウディらしい


日が暮れて見たので屋上の煙突が、チラッとしか見えませんでしたが・・

カラフルな破砕タイルを使用して色々なデザインで、20本もあるそうです。

今後のガウディデザインの前兆のようで、見物の1つ。

グエル邸情報

開館時間 10時~20時 (11月~3月は~17時半)

休日 月曜 12/25,26 1/1,6 1月3週目

料金 12€

場所 地下鉄リセウ駅から徒歩3~5分

*事前予約可能ですが比較的並ばずに見学出来そうです。

カサ・カルベット


カサ・カルベットはカタルーニャ広場の東側Casp通りにあります。

デパートのエル・コルテ・イングレスに近いので、お買い物やカタルーニャ音楽堂からのルートに是非入れたい所です。

カサ・カルベットって


カサ・カルベットは1898年~1900年に繊維会社のカルベットさんの依頼で建設された、事務所と住宅です。

カルベットさんは、グエルさんと交流ありガウディに依頼をしたようです。

この作品はガウディ唯一の受賞作品で、バルセロナ市の第1回建築年間賞に輝いた記念の建物です。

クラシックだけどガウディらしさがのぞける作品


ガウディのイメージで思っていると通り過ごしそうですが、見つけました。


表情のあるブロックが積み重ねられ、一体感のあるバルコニーが目に入ります。

薄グリーンの窓枠がポイントでシンプルで素敵ですが、ガウディ?と思ってしまうほど物足りなさも感じます。

でもよく見ると・・・屋根辺りに守護聖人?人の顔が3体、壁からニョキッと出ていて驚きます。

ガウディっぽさがチラリ!


バルコニーの錬鉄もシンプルながら凝っていて素敵!

柱や輪郭もさりげないデザインが素敵です。

今回見逃してしまったのですが、ドアの錬鉄のノックする所の下の部分が虫になっていたようです。

ひっそりとガウディらしさが埋め込まれた作品のようでした。

カサ・カルベット情報


現在こちらの内観の見学は、残念ながら出来ないようです。

1階のチョコレート屋さんだけのぞいて来ました。

ガウディ作品たち


サクラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョどれも世界遺産となっているガウディの大傑作!

壮大で細部までこだわったデザインは、驚きと可愛さと面白さの連続で多くの人が魅了するのが理解出来ました。

外観のみ見学は中身を想像してみる楽しさを感じましたが、次回またいつか訪問したいと思います。

ガウディの作品だけではないけど、初期の作品は誰もが正当的の中に少し個性が見えていて、次第に想像を超える物を造り出す過程が見えとても楽しめました。

情熱的なこだわりが素敵な物を造り出し、皆を熱くしてまた新しい物を生むのだと思います。

世界中の人が見て、さらなる発展が続けば良いなと思えましたよ。