京都の哲学の道から東方向の山側に登っていくと、数分でたどり着ける『法然院』という緑いっぱいの癒やしのお寺があるのをご存じでしょうか?
哲学の道を歩いていると看板が立っているので、歩いているとたどり着けます。
『法然院』に近づくにつれ坂道で、ちょっと息切れしてしまうけれど・・・心地よい。
たどり着く手前から緑いっぱいで、思わず深呼吸してしまいたくなるほどの素敵な空間に迷い込んで行く感じです。
静かな場所でリフレッシュしたい時など、隠れ家的な場所を求めるなら『法然院』はおすすめの場所です。
それでは写真と共にご覧下さい。
法然院の素敵
まずは山門が素敵!
茅葺き屋根がで、とても風情があるのです。
緑の木々に覆われて・・・
ちょっとタイムスリップして来たような感覚になってしまいます。

階段を降りると目の前の両側には、白い砂盛りがあります。
白砂壇と言われるそうです。

この水を表す砂壇を通る事は、心身を清めて浄域に入ることを意味しているのだそうです。
何だか神聖な気持ちになってしまいます。
長方形の盛り砂には、もみじが描かれています。
10月上旬訪問でしたので、秋の紅葉を待つ感じでしょうか?

もみじの白砂壇、素敵です!
季節によって違う物が描かれています。
歩いて行くと、右側には講堂が見えてきます。

元々は大浴室だったそうですが、今では改装して講演会、個展、コンサートなども開かれているようです。
そして更に進んで行くと・・・手水鉢が見えます。

いつも、ここのお花が素敵なのです。
椿の葉から滴り落ちる水と1本の彼岸花が、とても粋な感じで素敵です。
秋の始まりを感じます。

こちらにも1輪の彼岸花! 粋な感じで素敵です。
法然院の庭には椿の木がたくさんあるのですが、春に来ると椿が咲き乱れてとても素敵です。
以前4月に訪問した時のお気に入り椿もご紹介!

色々な種類の椿、心和むお気に入りショットです!
お庭全体も緑いっぱいで、心落ち着きリフレッシュ出来ます。
人も少ないので、隠れ家的な癒やしの場所です。

11月~12月になると紅葉が進み紅葉の時も素敵です。

今日はこちらで、織物の個展も開催されていました。
法然院はお寺ではあるのですが、アーティストの集いの場として個展などの場所としても利用出来るのです。
この活動も素敵だと思います。
法然院とは
鎌倉時代の初めに法然房源空上人が弟子の住蓮・安楽とともにこの鹿ヶ谷の地に草庵を作ったのが始まりですが・・
1206年(建永元)12月、後鳥羽上皇の熊野臨幸の留守中に、院の女房松虫・鈴虫が安楽・住蓮を慕って出家し上皇の逆鱗に触れるという事件が生じ、法然上人は讃岐国へ流罪、安楽・住蓮は死罪となり、その後草庵は久しく荒廃することとなったようです。
江戸時代の初期(1680年)に知恩院の三十八世・萬無和尚によりにより発願し弟子の忍澂和尚によって再度築かれ多様です。そのため正式な寺名は「萬無教寺」(ばんぶきょうじ)と言うそうです。
法然院情報
時間 6:00~16:00
料金 無料
場所 市バス浄土寺又は錦林車庫より徒歩10分
方丈庭園、中庭の三銘椿などのなどの拝観は4/1,7 11//1,7 の特別拝観の時のみ見れます。
(特別拝観時有料)