パリの街中を歩くと必ず見る事が出来る、テラス席のあるカフェ。

優雅な雰囲気に見えて、お店もおしゃれな所が多いです。

その中で一人旅で絶対に行ってみたい、憧れの老舗カフェがあります。

何度かパリに来ているけれど、やっと叶う日が来ました。

それは、サンジェルマン・デ・プレにある『カフェ・ド・フロール』

文化人や芸術家、モード界と過去に有名になった人たちが集った素敵なカフェなのです。

『カフェ・ド・フロール』 に行くと、何だか良いパワーがもらえるような気がしました。





Cafe de Flore
カフェ・ド・フロール


カフェ・ド・フロール 』は1887年創業。

サンジェルマン・デ・プレのサンジェルマン大通りに面した中心地にあります。

サンジェルマン大通りの向かいに小さなフローラ像があったことから、フロールと言う店名になったとか。

お店のテントの上辺りが草花で覆われていて、素敵な演出です。

店内はアールデコ調の雰囲気で、まとめられています。

何と言っても歴史がスゴイのです。

たくさんの著名人が利用した場所として、有名な場所でもあるのです。

文学者は2階席を書斎やサロンのように利用したり、芸術界、モード、映画、出版社、ミュージシャンなどの集いの場所でもあったのです。

サルトル、ボーヴォワール、ピカソ、カトリーヌドヌーブ、ビリジットバルドー、サンローラン、ソニアリキエル、カールラガーフェルドなどなど

本当に歴史に残る著名人で、考えるとドキドキ・ワクワクしてしまいます。


席選び


カフェ・ド・フロール 』の前に到着するとお店の中は、お客さんで賑わっています。

何度か通りすぎていますが、いつも賑わっている人気のカフェです。

ここの前を通ると、何故だかリッチな気分になってしまいます。

席選び、どうしよう??

パリでカフェと言えば、やはりテラス席!!

テラス席で優雅にパリジェンヌ気分に浸りたい・・・と言う思いと、文学者や芸術家などが集った2階で過ごすことに憧れる・・・お店の前で1人思いにふけりながら、やはりテラス席にする事にしました。

席は自由に選べます。

結構埋まっていたのですが、テラス席で前の通りが見える席が空いて、かたずけられたのを見て座りました。

パリのカフェの席は、立ち席だと0.5€くらい安くなるようですが、店内席とテラス席は変わらないようです。

何とか席は確保!!(笑)

黒の蝶ネクタイに白シャツに黒のベストに白のタブリエと言われるエプロン姿のギャルソンが、行き交う姿がとてもかっこ良いです。

昔ながらのギャルソンの店員さんがいるのも、老舗カフェの『カフェ・ド・フロール』ならではです。

ギャルソンはそれぞれ席の担当が決まっているので、座るとチラチラこちらを見ているのが分かりました。

席にすわるとメニューを持ってきてくれました。



注文


さて何にしましょう!

メニューはフランス語でしたが、カフェメニューなので何とか探りだせそうなメニュー構成でした。

お昼時間前だったので、クラブサンドかオニオングラタンスープかな?

行き交うギャルソンの中でも、こちらをチラチラ気にしているギャルソンが分かります。

そのギャルソンを目で追っていると、来てくれました。

メニューのオニオングラタンスープを指さし、1つと指で見せると分かってくれ無事注文出来ました。

待っている間にお店の中の様子を見て楽しみました。

来ましたー!! オニオングラタンスープ!



フランスパンも一緒に、ついていました。

美味しそうです!

パリのカフェに来ているんだなって、実感出来て幸せな気分に浸れました。



テラス席で優雅なひととき


テラス席の醍醐味は、パリの街を行き交う人の様子を見ることが出来る。

この界隈は高級ブティックなどもたくさんあるので、おしゃれなパリジェンヌも見る事が出来ます。

オニオングラタンスープを食べながら、お店と外の様子を楽しみ優雅な気分を味わいました。



オニオングラタンスープはチーズタップリで、フランスパンがスープにしみこんで、とても美味しかったです。

食器はどれも 白にCafe de Flore のロゴ入りで、おしゃれな感じがしました。

カフェ・ド・フロール 』 の食器は、店内で販売されているようでした。



支払い


優雅なひとときと食事を楽しんで、さて支払いです。

担当のギャルソンを目で追って、軽く手を上げるとやって来ました。

ラディシオン・シィルヴィプレとお金を出すと、テキパキ動いておつりを持ってきてくれました。

ちょっとドキドキでしたが、スムーズに出来て心の中でホッとしました。

チップはサービス料が入っているようなので、大丈夫そうでした。

周りの様子を見ながら出来るので、一人旅でも大丈夫です。



感想・まとめ


パリの老舗カフェ『カフェ・ド・フロール』のご紹介でした。


かつての著名人たちがたくさん訪れている100年以上の歴史を持つ老舗カフェで、優雅な時を過ごせて最高の気分でした。

お店の中のお客さんやギャルソンを見て、古きよき時代からずっとたくさんの人に気に入られ、いろんな人たちのアイデアを出す場とされて来た 『カフェ・ド・フロール』 の凄さを感じました。


カフェ・ド・フロール情報

 場所 172 Boulevard Saint-Germain, 75006
 営業時間 7:30~翌1:30
 無休
 電話 01 45 48 55 26
 地下鉄 サン・ジェルマン・デ・プレ駅から1分

*情報は変更になることがあります。